相続に関する問題は、多くの方にとって初めて直面する難しい課題です。
「何から始めればいいのかわからない」「家族間のトラブルを避けたい」そんなことが多いでしょう。
ここでは全体として確認すべきことや流れを把握しておきましょう。その上で、専門家たる弁護士に依頼するメリットもご説明します。
①相続で最初にやるべきこととは？
相続が発生したら、「何を誰に引き継ぐのか」を明確にする必要があります。具体的には、以下の3つが重要です。
❶遺言書の確認
遺言書がある場合は、その内容が相続の基本となります。
ただ、被相続人が作成したと思われる遺言書らしきものがあったとしても、それが有効とは限りません。公正証書遺言の場合は有効である可能性が高いでしょうが、それでも作成当時遺言をする能力に欠けていた可能性があります。
また、自筆証書遺言の場合は、そもそも法律上求められる条件を満たす必要がある上、開封する前に家庭裁判所に検認の手続きをとる必要もあります。
加えて、遺言書が有効であっても、遺留分（法定相続人の最低限の相続権）を侵害している場合には問題が生じることもあります。
法的な内容について、確認が難しい場合は弁護士に相談しましょう。
❷相続財産の把握
相続財産として、不動産、預貯金、株式、負債など、全ての財産を明確にします。
不動産せあれば登記簿、預貯金は通帳の写しや残高証明書、株式は証券会社の証明書や非公開株式の場合は会社の資料、などを揃えて相続財産目録を作成していく必要があるでしょう。
もし負債が多い場合には、相続放棄の検討が必要になることもありますので、注意が必要です。
❸相続人の確定
誰が相続人になるかは法律で決まっていますが、相続人調査には戸籍の確認が必要です。これが意外と複雑で、隠れた相続人が後から現れるケースもあります。また相続に関する手続きのためにも戸籍が必要になってきます。
②専門家に相談するメリット
「自分たちだけで進めるのは難しい」「時間や労力がかかりそう」と感じたら、ぜひ弁護士にご相談ください。
相続や遺産分割の問題を弁護士に依頼することには、以下のメリットがあります。
・法律的な観点から最適な解決策を提案し交渉していく
・手続きの代行で時間と労力、精神的負担を削減・減少させる
・紛争リスクを抑える
なお、当職は初回相談を無料で承っています。お気軽にご相談ください。
相続は、専門的な知識が必要であり、感情が絡みやすいデリケートな問題です。弁護士のサポートを受けることで、スムーズかつ安心して手続きを進められます。もし相続に関する不安や疑問をお持ちでしたら、ぜひ一度お問い合わせください。あなたの大切な家族の未来を守るお手伝いをいたします。
